『不正解を選べ AIで仕事がなくならない人の「選択の哲学」』2026年11月11日(水)発売 - (Page.5)

 
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約75%の人が「明らかな間違い」にも同調する

アメリカの社会心理学者ソロモン・アッシュが1950年代初頭に行ったのが、有名な「同調実験」だ。カードに描かれた1本の線を見せて、別のカードの3本の線の中から、同じ長さのものを選ばせる。答えは誰の目にも明らかで、1人で答えさせると、正答率は99%を超える。ただし、この実験には仕掛けがある。本物の被験者は1人だけ。残りは、全員サクラだ。そしてサクラたちは、途中から、口を揃えて明らかに間違った答えを言い始める。結果は、被験者の約75%が、少なくとも1回は、サクラの間違った答えに同調した。 全体では、およそ3回に1回の割合で、人は自分の目より多数派を選んだ。最後まで一度も流されず、自分の目を信じ抜いた人は、たった25%だった。

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