【実食】こだわりの高級海苔弁5種!老舗から専門店、鮮魚店までを徹底的に食べ比べ! - (Page.12)
米は郡山市のブランド米「あさか舞」コシヒカリを使用。海苔は二段重ねで、1段目には昆布の佃煮、2段目にはおかかと梅干しが仕込まれている。おかかは蕎麦ダレで炒って力強い味わいで、一口で塩気と旨味が押し寄せる。昆布の佃煮は筆者が最も欲していた具材で、甘じょっぱさが米と海苔にぴたりと寄り添う。海苔の香りを静かに立てるタイプの海苔弁が多いなか、本品は“ご飯のお供”を前面に出しているのが特徴だ。
おかずはだし汁がにじむ手焼き卵焼き、塩気の効いた鮭、薄口のだしで煮込まれた煮物などで、肉や揚げ物などの派手さはないが、それがまた主役の米部分を引き立て、バランスが取れていた。
入手はやや骨が折れる。郡山駅・福島駅・新白河駅のほか、東京駅「駅弁屋 祭」には毎日13時30分に入荷するが予約不可である。筆者は1度目は購入できず、2度目でようやく入手した。陳列されるやいなや隣にいた女性から「これ美味しいんだよね」と声が漏れるほどの人気ぶりだった。
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