【BIOME Kobe】2026年6月の展覧会は、堂前 守人 陶展「その時そのときを描く」 - (Page.10)
その特別な手触りに触れ、これまで出会ってきた陶芸作品とはまったく異なるものだと感じました。そこには、作家の生き様そのものが表れているように思えたのです。
堂前氏の歩みもまた、興味深いものがあります。函館ラ・サール高等学校卒業後、大学へ進学するも間もなく自らの意思で退学。その後、大分県立芸術短期大学生活芸術科へ転校・卒業し、大分、瀬戸、オーストラリア、ニュージーランドで陶芸を学びました。その後国内で独立し、のちには北海道函館市へ移り、1997年「はこだて工芸舎」をスタートします。
はこだて工芸舎は、函館の旧梅津商店を改修した空間で、堂前氏のアトリエ、ギャラリー、イベントスペース、店舗、カフェを併設しています。観光客のみならず、地域に根ざした場として、多くの人に親しまれてきました。同所では、堂前氏自身の作品に加え、北海道内外の工芸品や古いものも扱っています。場を直し、保ち、使い続けながら、誰もが立ち寄れる場所を育んできたことも、堂前守人氏の活動の大きな魅力のひとつです。
函館を拠点に創作と制作を続ける陶芸家・堂前守人氏。本展では、暮らしのなかで使われる器と、飾り観る作品、その双方をご覧いただけます。
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