(2)第三十七回 伊藤園お~いお茶新俳句大賞 創設以来の快挙、前年の金子兜太賞受賞者が文部科学大臣賞を受賞 174万句の中から入賞1,000作品が決定 - (Page.1)

by 株式会社伊藤園
調査・報告

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【高校生の部】 応募総数768,817句
誰もいない椅子を寄せてみる夜の端っこ
新井 零央(あらい れお)さん 16歳 東京都杉並区
(選評)
少し長めの、ゆったりした調べの句です。誰も座っていない椅子を、自分のほうへ引き寄せてみる。用があるわけではなく、「みる」という言い方のとおり、なんとなく手が動いたのでしょう。効いているのは「夜の端っこ」で、夜が更けた時分とも、夜という広がりの隅、明かりの届かないあたりとも読めます。そしてその隅は、作中の人物がいま身を置いている場所でもあります。まん中ではなく端に、椅子を一つ寄せている。空いた椅子と、端という居場所とが響き合います。

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