(2)第三十七回 伊藤園お~いお茶新俳句大賞 創設以来の快挙、前年の金子兜太賞受賞者が文部科学大臣賞を受賞 174万句の中から入賞1,000作品が決定 - (Page.2)
【一般の部A(40歳未満)】 応募総数48,633句
ああ僕はどうしようもなく青蛙
飯田 惇弥(いいだ じゅんや)さん 39歳 山口県下関市
(選評)
「青蛙」は、夏の季語です。小さく、鮮やかな緑で、雨戸や葉の上にぺたりと貼りついています。その青蛙に、作者は「ああ」と嘆息しながら自分を重ねます。どうしようもない、とは、直しようがない、生まれつきそうだ、ということ。自嘲のようでいて、開き直りの明るさもあります。私は、〈青蛙おのれもペンキぬりたてか 芥川龍之介〉の本歌取りとして読みました。青蛙の緑は、目立ちたくないのに目立ってしまう色、どうしようもない色でもあります。
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