(1)第三十七回 伊藤園お~いお茶新俳句大賞 創設以来の快挙、前年の金子兜太賞受賞者が文部科学大臣賞を受賞 174万句の中から入賞1,000作品が決定 - (Page.7)

 
調査・報告

(選評)
「春の海」はのどかに広がる海です。その大きな水のどこかに、鯨の乳が「すこし」混じっているといいます。鯨は水中で子に乳を与えますから、そのいくらかは海へ溶けていくはずです。作者がそれを目にしたわけではないでしょう。けれども、そう言われた途端、あの広い春の海が、乳の白さと温度をかすかに帯びた水に変わります。「すこし」の一語が手柄で、大量ではないからこそ、海の全体に行き渡っている感じが出ました。

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