【実食】こだわりの高級海苔弁5種!老舗から専門店、鮮魚店までを徹底的に食べ比べ! - (Page.15)
米は自然栽培の会津「白虎米」を使用し、粒感が立つ。海苔は過度に主張せず、米の旨みを下支えしている。さらに山椒ちりめんは爽やかな山椒の香りが強めに立ち、米の甘みを引き立てていた。 銀鱈は上品な脂と味噌のコクが広がり、香ばしく焼かれた鮭はカリッとした皮が印象的だ。高級旅館の朝食を彷彿させる。ちくわの磯辺揚げは冷めても衣がサクっとしており、ほんのり磯の香りが漂う。そして玉子焼きは試作・試食を重ね“白いご飯に合う玉子焼き”を追求したという。まさに鮨屋の味そのもので、キレのある本格さは他の玉子焼きとは一線を画していた。どこを切り取っても贅沢な弁当だった。
公式ホームページによると、要予約の品で受け取りは毎週水曜日の根津本店限定だ。一方でインスタグラムによると、麻布台ヒルズ店では毎日作られているとの投稿も見られるため、最新の提供状況は要確認だ。
公式HP:https://nezu-matsumoto.jp/collections/%E6%B5%B7%E8%8B%94%E5%BC%81%E5%BD%93
シンプルな構成ながら、選ぶ素材や仕込みの違いで味わいは大きく変化する。海苔の存在感を前面に出すもの、ご飯のお供を主役に据えるもの、魚介を軸にしたもの等、いずれも家庭の海苔弁を格上げする工夫が凝らされていた。
(執筆者:渡邉香織)
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