老化のメカニズムや健康度を研究 豊かな老後を支えるための取り組みとは - (Page.11)
<グラフ7>加齢に伴う意思決定の緻密性と一貫性の変化
Strough, J., Parker, A. M., & de Bruin, W. B. (2015)
出典: エッセンシャル金融ジェロントロジー 駒村康平 慶應出版 2023
1)サンクコストに対する対応…年齢と共に向上していきます。投資などの損切で、高齢者はあきらめるのは得意。
2)社会的規範への認識(横並び行動、社会ルールは守る)は、60歳がピークで徐々に低下。
3)自信過剰…自分の能力を実際以上であると考えてしまい、認知機能の低下を自分で認識できず、自分の経験や知識に基づく判断力を「過大評価」しやすい。
自信過剰は若者にもあてはまります。加齢に伴い計算や金融リテラシーが低下しても金融リテラシーへの自信過剰は高い老齢者は財産が早く減少する傾向があります。
高学歴、金融取引のある高齢男性は認知機能低下で投資詐欺にかかりやすくなります。
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